親が入院しました。
これだけ書くと、「えっ!?」と思われそうですが、実際は、以前から決まっていた、白内障の手術のためと言うだけで、大騒ぎすることでもないのです(挨拶)。
と、いうわけで、フジカワです。
どうやったら? という、大いなる謎が残るのですが、「右手の甲」をどこかに強打したらしく、なんか変に痛い火曜日、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日のエントリは、「生成AIを、ちょっと見直す!」とかいった話です。
続きを読むまずは昨日の
さて。昨日は、
「次々回作のBS2を作ったぜ!」などと書かせて頂きました。
結論から申し上げると、今日は、そっちの作業はやっていません。
なぜなら、予想通り、昨日の深夜に、講評の納品があったからです。
今朝、確認しました。
どうツッコまれたか?
その辺は、本日のnoteの方に書かせて頂きました。
ウダウダ書き連ねたら、変に長くなりましたけどー。
修正作業に!
で、ですね。
今日はもっぱら、講評をもらった、次回作のプロットの修正作業をやっておりました。
我ながら弱いかなあ、と思っていた所を、案の定ツッコまれたので、そこは素直に直す。
そして、助っ人として、生成AIの「Copilot(Windows標準の奴)」を、かなり使いました。
こう書くと、「手抜きをしてやがるな!」とも捉えられかねませんが。
そう言えば、少し前の芥川賞受賞作で、「本文の一部を、生成AIで書いた」というのが、話題になりましたよね。
アレって結局、短絡的解釈において、「手抜きをしている」という認識をさせて。
「そんな作品が芥川賞を獲るなど、けしからん!」という、「勤勉なる一般人」のプライドをくすぐるという点においては、上手い話題作りだと思いました。
広義での、炎上商法かな? と思ったりね。
「一般的解釈」の有用性
話を戻して、結局の所、ナントカとハサミではありませんが、生成AIも、使いようだと思うんですよね。
なるほど、AIというのは、基本的に、「過去の蓄積からの、一般的解釈」しか導けない。
つまりは、「独創的なアイデア」などというものは、ハナから期待してはいけない。
しかし、その「一般的な解釈」を知りたい場合には、結構どころか、かなり有用だな、と、今日は思いました。
奇抜ではない意見、あるいは、最も現実的なことを知るために。
「自然文で質問が出来て、かつ、『リアル』に即した回答」が欲しい場合。
使えますよ、これは。
その一例
添削を依頼した作品は、カフェが舞台です。
主人公は、外資系カフェチェーンに勤めるサラリーマンで、役職は、店舗開発マネージャー。
ある日、上司からの指示で、新規出店のために、馴染みのカフェを閉店に追い込め、と言われて……と、そういう幕開けなのですが。
ハテ? 一言で、「カフェを閉店に追い込む」とは言っても、どうすれば?
いや、「現実的、かつ、合法的に実行できる(しうる)手段」は?
当初は、早々に任務を諦めさせることで、お茶を濁していたのですが。
「そういう展開」を期待している読者には、それだと、がっかりされる。
しかし、まさか僕も、リアルな仕事でカフェチェーンに勤めているわけではないので、手段の見当がつかない。
ってことで、Copilotに聞いてみました。
すると、求めていた答えが、ほぼ一発で出てきたので、非常に助かった次第。
単なる自然文検索ではなく、Copilotに「手伝いをお願いするために話しかける」ようなプロンプトを投げてやれば、結構いい感じっぽいです。
生成AI花盛り
やあ、それにしても、昨今のAIブームは、加熱する一方ですね。
走りであり、一大旋風を巻き起こした、「ChatGPT」はもちろん。
Microsoftの「Copilot」だけではなく、当たり前の如く、Googleも「Gemini」をリリースしてますし。
ただ、使い勝手という面においては、「個人的には」、Copilotが便利です。
なぜか? というのは、割とシンプル。
ChatGPTは、「OPENAIのサイトにアクセス→アカウントでログイン」が必要。
GoogleGeminiの場合、「ブラウザを開く→メニューを選ぶ」というステップでの起動なのですが。
Copilotなら、タスクバーにピン留めされている、ショートカットアイコン一発で開きますから。
おまけに、こりゃまあ、どこでも同じかも知れませんけど、前のプロンプト、及び、その生成結果を覚えててくれるので、「連続した会話、相談」ができる。
文字通りの「アシスタント」ですよ。
しかも、広大なネットの集合知がソースですから、結構有能という。
信じすぎるな!
と、創作方面においては、予想外の有用性を見せてくれる、生成AIですが。
間違った答えを出すことも、しばしばあります。
顕著なのが、旅行の計画作り。
先月の、名古屋から長野にまたがる旅をする、前のことです。
善光寺と戸隠神社の位置関係が分からなかったので、Copilotに聞いたんですよ。
すると、「車で30分です」という結果が出た。
そうなの? と思って、改めて自力で検索して調べると。
「長野駅から、バスで1時間」というのが、実際だった。
うわあ、アテにならねえ! と、かなりがっかりした記憶が。
皆様におかれましても、例えば、「キャンプに必要な準備は?」とかならまだしも。
「どこそこまでの所要時間は?」とか、そういった、移動にまつわるプロンプトは、投げない方が無難だと思います。
確かに「楽」にはなった
今回の僕のように、「まったく知らない業種のことを調べる」とか。
あるいは、「自力で検索していたら、めっさ手間がかかる」こととか。
そういう類の調べ物をするのは、昔と比べて、楽にはなったと感じます。
ただ、繰り返しますように、AIは、あくまでも「過去の蓄積からの答え」しか出さない。
なので、「独創性」を求めるのが、そもそもナンセンスでしょう。
大丈夫、作家の仕事はなくならない。
なんであれ、使いようだと思った、師走の夜。
んじゃまた。
コメント