ついうっかり、サブモニタをポチってしまいました(挨拶)。
と、いうわけで、フジカワです。
サブノートのSSDを換装したいな、とは思ったのですが、現状、380GBの余裕があり(=ひっ迫していない)、かつ、Microsoft365のサブスクを契約しており、OneDriveが1TB使えるんだから、別に困らなくね? と思った金曜日、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日のエントリは、「JR各社が精神障害者への割引をしてくれるようになるのはいいが、チケットレス周りはどうなってるの?」とかいった話です。
あ、今日に限っては、昨日の引用をせず、すぐに本題に入りますので。
続きを読む鉄道の障害者割引の件
概要
さて。2025年4月1日から、JRを含めた鉄道各社が、従来の身体障害者だけではなく、精神障害者にも、旅客運賃の割引を適用することになりました。
100キロを超えた場合、という制約は付きますが、障害者だって、様々な理由で、遠出をします。
ですから、今回の、割引対象の拡大は、関係者にとって、悲願とも言えるでしょう。
僕なんかも、病状がマシであれば、あちこち旅行をしますし。
近場のみならず、遠出をすることも、別に珍しくありません。
新幹線を使う場合
今回の、精神障害者への、旅客運賃の割引は、JR各社も導入します。
つまり、新幹線の運賃も、2025年の4月1日から、精神障害者でも半額になる。
しかし、割引の適用を受けるためには、窓口で、手帳を提示して、きっぷを買う必要があります。
こりゃまあ、手帳を目視で確認しなければならないから、だとは思いますが、窓口に並ぶのがキツい方も、中にはいらっしゃる。
じゃあ、スマホ or パソコンを使って、チケットレスできっぷを買いたいですよね?
それが、今後どうなっていくのか? 関係各所へ問い合わせしてみました。
JR東海エクスプレスカードの場合
新幹線のチケットレス乗車、と言えば、「エクスプレス予約」が、筆頭に上がります。
こちらは、手持ちのクレジットカードに機能をプラスするか、あるいは、JR各社が発行する、対応のクレジットカードを申し込む必要があります。
どちらにせよ、年会費が1,100円かかります。
ビジネスユースなどで、頻繁に新幹線を使う人なら、気にはならないでしょう。
ただ、そうではない人には、いかに年間1,100円とは言え、それなりに痛い。
しかし、ウェブサイトに、こんな記載があります。
身体障害者手帳(旅客鉄道株式会社旅客運賃減額欄に1種又は2種の記載のあるもの)を所有するお客様は、「JR東海エクスプレス・カード(年会費1,100円(税込))」を年会費無料でご入会いただけます。
つまり、身体障害者ならば、年会費無料で、JR東海エクスプレスカードが持てるということ。
精神障害者は?
2025年4月1日から、旅客運賃の割引が、精神障害者にも適用されるのならば。
同じタイミングで、この、JR東海エクスプレスカードの、年会費無料バージョンが、精神障害者にも発行されないか?
JR東海と、カード発行元である、三井住友カードに聞いてみました。
返答は、「現状では未定」とのことでした。
あと、仮に対応したにせよ、オンライン決済で購入できるのは、「特急券のみ」です。
これは、僕自身が未入会なので、スクショなどは撮れないのですが、購入時に、「e特急券のみ」を指定する必要があるそうです。
スマートEXの場合
年会費無料で、そこまで新幹線に乗らない人なら、チケットレス乗車サービスとして、「スマートEX」があります。
しかし、こちらのサービスは、障害者割引について、FAQに、このように記載されています。
スマートEXの商品はすべて乗車券と特急券の一体型商品で、障がい者手帳や療育手帳による割引を適用することはできません。ご了承ください。
つまり、割引が利かない。残念。
e5489の場合
僕は関西人なので、当然、JR西日本の管轄内です。
「JRおでかけネット」から、会員サービスの、WESTERポータルへ入って、登録情報を確認すると、マイナポータルと連携する形で、障害者手帳の登録が出来ます。
そうしておくと、オンラインきっぷ予約サービスである、「e5489」で、障害者割引が受けられる。
登録できるのは、身体障害者手帳のみです。
では、この、手帳の登録も、2025年4月1日から、精神障害者手帳が対象になるのか?
JR西日本の窓口に、聞いてみました。
返答は、残念ながら、「4月1日以降もできない。その予定もない」とのことでした。
まとめ
基本、窓口
まとめると、こんな感じになります。
- JR東海エクスプレスカードに、年会費無料で入会して、エクスプレス予約を使う→カード会社側でも対応は未定なので、現状不可。年会費1,100円を払うしかなく、その場合でも、買えるのは「e特急券」のみ。乗車券は、窓口で買う必要がある。
- スマートEX→そもそもが、乗車券と特急券が一体になった商品として取り扱っているので、障害者割引は適用されない。
- e5489→マイページからの障害者手帳の登録は、精神障害者に拡充される予定はない。つまり、オンラインできっぷは買えない。よって、山陽新幹線などに乗る場合は、乗車券、特急券ともに、窓口で買う必要がある。
まだまだ不便だ!
僕は、そりゃあ確かに、過度な人混みに放り込まれたら、不安の発作が出ますが。
列に並ぶぐらいなら、ギリ我慢はできます。
しかし、そうではない方々にとっては、いかに割引が受けられるとは言え、まだまだ不便ではあります。
何より、前もっての予約が出来ないわけですから、例えば旅行する際も、スケジュールが立てづらい。
JR側の、今後の対応に期待します。
おまけの余談
僕個人に限れば、年会費が1,100円なら、それほど気にはなりません。
そりゃあ確かに、乗車券を買うためには、必ず窓口に並ばなきゃいけないのは面倒ですけどね。
イオンカードセレクトがゴールドに育つか、あるいは、ANA AMEXを使って、必要なら、エクスプレス予約に入会するつもりです。
(要するに、カードに、国内旅行の保険が付帯しているか? ということです)
新幹線に乗るのは、年に1回か2回なのですが。
それでも、予定の立てやすさを優先したいという、個人的見解。
んじゃまた。
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