Q&Aのページです。(English is below!)
Q:「でぇすて」の由来は?
A:僕の「そもそもの原点」は、ネット黎明期、三和出版が運営していた、有料会員制草の根BBSである、「マニア倶楽部ネットワーク」です。そこで「同好の士」と交流している中、感じました。掲示板には、ユーザーそれぞれの欲望を反映した創作小説が多数アップロードされていましたが、「俺好み」のものがない。ならば、自分で書いてやれ! と思い立ったのが、「小説を書こう」と思ったキッカケです。
その頃から僕は舞台演劇にかぶれており、大学時代は少しだけ演劇部に在籍したこともあり、90年代の小劇場ブームの洗礼を受けました。そしてその流れの中で、ロナルド・ハーウッドの戯曲『ドレッサー』を読む機会がありました。作中に、「配役としては登場しないが、登場人物達の間で、ある種の禁忌として囁かれるのみの存在」として、「ダウェンポート・スコット」というキャラクターがあります。学生時代の僕は、その「いないのに存在感がある」という不思議な立ち位置に感銘を受け、「ダウェンポート・スコット」の「D.S」に、僕の本名である「冨井」を「トミー」→「トーマス」と変形させ、「ダウェンポート・スコット・トーマス」の頭文字を取って「D.S.T.」というハンドル名を、「マニア倶楽部ネットワーク」にて使っていました。そしてある時、コミュニティ内で仲がよかった同好の士の一人から、「でぃーえすてぃー」→「でーえすてー」→「でぇすて」と略して呼ばれたのが、誕生の経緯です。
僕は自身の「原点」と「育ててくれた仲間への恩義」を決して忘れないために、商業デビューしてからも、「でぇすて」を「背負う」ことにしたのです。
Q: What is the origin of the name “Dst”?
A: It stands for “Davenport Scott Thomas”.
The name comes from “Davenport Scott”, a character in Ronald Harwood’s play “The Dresser”. In the play, he never appears on stage, yet his presence is felt by everyone as a sort of “taboo” or “ghost”. I was fascinated by this concept of “an invisible presence that drives the story.” I added “Thomas” (derived from my real name, Tomii) to it, creating “D.S.T.”
Later, my friends in the early internet underground community started calling me “Deesute” (a Japanese corrupted pronunciation of D.S.T.), and the name stuck. I carry this name to honor my roots in the subculture and the friends who made me who I am.
