『噂』と言う名の、言霊様について。

日記
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晩飯時に、たまたまBGVとして流れていた、どこぞの民放番組で、現代版ドッキリテレビみたいなのをやってて、その趣味の悪さに、あまりというか、かなり気分を害されました(挨拶)。

と、いうわけで、フジカワです。『笑いを取る』のに、一番手っ取り早い方法を、皆様ご存じですか? それは、『他人をけなす、バカにする』ことで、文字通り『笑いものにする』ことです。ただし、その手の笑いは、絶対に長続きしません。と、過去に散々笑いものにされた僕などは思うのですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて。夕方のエントリで、『近所にできたばかりのキリン堂が危ない』という話を書きましたが、恐らく、実店舗に出向いた客は、ほぼ同じ感慨を抱くと思うので、それがいつしか、近隣住民の『噂』になって、あるいは既になっているかも知れませんが、噂がさらなる客足の低下を招き、本当に、速攻で店を畳みそうな気がします。

『噂』というのは、真偽を問わず、一瞬で伝播します。そして、広まった噂は、次第に『力』を持って、現実さえねじ曲げます。女子高生の雑談(冗談)から、どんどん噂に尾ひれが付いて、伝言ゲームそのままに膨らんでいって、リアル取り付け騒ぎが起きた、豊川信用金庫事件(Wikipedia)なんかが、その典型例かと。

ただし、豊川信用金庫事件はさておきとして、近所のキリン堂の場合、実際に店に行ってみた、僕と姉が、まるっきり同じ感慨を抱いたぐらいに、ええ、そりゃあもう『不安になるな』と言えないぐらいに、広々とした店舗面積に対して、恐ろしいほどに客が少なかったのは、事実です。

これは以前も書きましたが、大手チェーン店というのは、業態が何であれ、一度出店しても、採算が合わないと分かるや、撤退するのも早いです。例えば、僕の家の近所には、一軒だけ、ラーメン屋があるのですが、そのラーメン屋に落ち着くまで、『日替わりか!』と言うぐらいに、コロコロと店が変わりました。

大元は、持ち帰り寿司の店でした。ところが、すぐ近所に、競合店の『かっぱ寿司』ができると、ごっそり客を奪われたのか、閉店。次に入ったのは、ファミリー向けの焼肉屋でした。が、そこもそれほど長続きせずに、気が付けば閉店。

その次は、『壷漬け肉が美味い』と謳った、韓国風焼肉屋が入り、そこは一度だけ行ってみたのですが、肝心の肉が、やたらと冷蔵庫臭く、ぶっちゃけかなり不味かったので、続かんだろう、と思ったら、案の定閉店。

さらにその次は、食い放題の焼肉屋でした。が、周囲にそんな若い胃袋を持った客がいなかったせいか、そこもすぐに閉店。

そのまた次は、大手チェーンのホルモン焼き屋でした。大手だし、ここは持つだろう、と予想していたんですが、やっぱり半年も持たずに、すぐ閉店。「もしかして、この土地は呪われているのか?」と思ったもんです。

で、今のラーメン屋になったんですが、「近所にラーメン屋が全くない」という不満を持っていた周辺住民が多かったのかどうか、もう結構長い間、その店は、それなりにやって行けてるようです。

後1つ思い出すのは、これは阪急伊丹駅界隈の話なんですが、駅からそんなに離れていない、まあまあの立地条件のところに、かなり大きな売り場面積を持っていた、別のドラッグストアチェーンである、『ツルハドラッグ』がありました。が、ある日、バスの車窓からそこを見ると、いつの間にか閉店し、もぬけの殻になってました。あれはちょっと驚きましたね。いかに『条件は悪くないだろう』と思えども、それはあくまで素人判断であり、客が入るか否かというのとは、別次元であると思い知りました。僕はその時、ようやくですが、『大手チェーン店は、積極的に展開はするけれども、不採算だと判断すれば、見切るのも早い』という知識を得たのです。

話を戻して、キリン堂ですよ。鳴り物入りで、コープの跡地に出店したのに、オープンからわずか1ヶ月ちょっとで、既に閑古鳥が鳴いてます。アピールポイントはたくさんあるはずなのに、なぜそこまで客が入らないかは、それこそ僕は素人ですので、見当も付きません。逆に、僕のかかりつけの内科から、徒歩10分のところにある『ウエルシア』は、もうかなりの間、同じ土地で頑張ってます。しかも、年中無休の24時間営業で。調剤薬局は除きますけど。

僕も、薬局を変える以上、それなりに長い付き合いになるわけですから、いつ潰れるか分からないような所には、怖くて行けません。こういう、個人の消極的な心理要素も、また、他人に『伝染』するものです。

せっかく華々しくオープンしたばかりの、キリン堂で働く方々には、大変申し訳ないのですが、客が入っていない現状では、導火線に火が点いてるのと、同じようなもんです。僕も無駄に、「あそこは危ない」と、風説を流すつもりはありませんが、『不安要素』が拭えない限り、やはり、よっぽどのことがない限り、もう行かないと思います。

内科から徒歩10分は遠いですが、週明けからは、『ウエルシア』の調剤薬局の方へ行こう、と決めた瞬間でした。その前に、ウエルシアの方へまた、『チャンピックス』の在庫について、確認を取ってみる必要がありますけどね。幸い、4日だけは(なぜか)調剤薬局の方も営業しているようなので、その時に。

キャッシュレス決済のために、遠い薬局まで行かなければならないのですが、利便性>労力、です。僕には。

んじゃまた。

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