明日の墓参りは、ありえねえ程早く家を出るとのことなので、予定を前倒しします(挨拶)。
と、いうわけで、フジカワです。
明日の出立時刻が、具体的には「6時30分頃」と聞いた以上、じゃあもう、今晩は20時30分ぐらいには寝なきゃいけないんじゃねえか? と、真面目に心配する水曜日、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日のエントリは、「バリ面白い本を読んだのだが!」とかいった話です。
続きを読むまずは昨日の
さて。昨日は、
「俺は抜け殻だよ!」などと書かせて頂きました。
さすがに、二日経てば、疲労感は抜けます。
で、結論から申し上げると、今日は、追っかけてる作家さんの本を読んで、メタクソに打ちのめされておりました。
夢見里龍先生のこと
皆様は、夢見里龍先生をご存じでしょうか。
今、メディアワークス文庫で、ブイブイ言わせている作家さん(女性)です。
『死者殺しのメメント・モリア』でデビューされ、『後宮食医の薬膳帖~廃姫は毒を喰らいて薬となす』のシリーズが有名。
いえね? 僕氏、たまたまデビュー作を拝読して、ハートをズビキュンシャズズン! と射抜かれたわけですよ。
以降、編集部経由で、新刊が出る度に、感想のお便りをしたためていたりします。
で、先生からは、有り難くも、忘れた頃に直筆のお返事を賜っているという。
ちなみにこの先生、弱冠15歳の頃から電撃大賞に挑戦を始め、15年間ずーっと応募を続けた結果、ようやく、最終選考落ちからの拾い上げでデビューなさったという、That’s苦労人! というお方。
15年ですよ!? 僕なら、とっくに心が折れてますって!!
何を……食えばッ……!!
デビュー作である、『メメント・モリア』の頃から一貫しているのですが、この夢見里先生、文章が非常に美々しく、かつ、流麗。
女性ならでは、と言うのもあるでしょうが、僕風情には、逆立ちしても及ばねえ。
連載作となる『後宮食医の薬膳帖』においても、その美しさは、ますます冴え渡っています。
ってか、毎回思うのですが、「何を食ったら、こんな文章が書けるんだ!?」と思います。
し→か↑も↓、話の組立もバチクソにお上手。
文字通り、「うおお! ページをめくる手が止まらねえぜ、メーーーン!!」です。
ミステリに造詣が深いのだろうと思われますが、散りばめられる謎と、その回収が、鮮やかの一言。
自白
実は、3巻をポチってから、実際に拝読するまで、結構ブランクがあったんですよね。
はい。自分の公募作を考えていた最中だったもので。
そうこうしているうちに、4巻が出てしまった! おいぃ! 手が早すぎないか、先生!?
そのブランクの間に、先生からのお便りが着弾しました。
いや、別に義務じゃねえんですから、焦る必要なんかはないのですが、チェックしている作家さんですから、新刊は気になる。
とにかく、昨日の時点で4巻をポチり、昨日と今日を使って、3巻と4巻を一気に読みました。
打ちのめされる
読後。
「……オゥフヴ(吐血)」
面白かった。文句なく面白かった。
特に、(男の脳味噌ではまず書けない)女性ならではの恋愛観、そして、恐らく、先生ご自身の「癖」が、遺憾なく詰まっている。
山あり谷あり、ノンストップで綴られる、後宮を舞台にしての、一大(料理)活劇!!
もうね、マヂで面白いの。
こちらの語彙力が奪われるほどには面白い。
もう、僕としては「ぢっと手を見る」しかできませんって!
確かに、女性向けではあります。
しかし、男が読んでも面白い。保証します。
急募:
俺の自信の回復方法。
……いやあ、参りました。
こんな物を見せられた後に、自作を振り返ると、そりゃあ凡庸ですよ。
せっかく、意気YO! YO! と、先日初稿を上げた作品も、「しおしおのぱあ」ですよ。
修行をやり直せ、という事なのでせう。
しかし、さすがに、そっくりそのままを、真似なんかは出来ません。
自分の強みって、何なんだろう? とは、かなり真面目に考えちゃいますね。
伝えよう
とにかく、面白いものを読ませてもらったことは確かです。
ちょっと頭の中を整理した上で、また、編集部経由で、感想はきちんと送ろうと思います。
焦りは何も生まないとは言え、早く僕もデビューして、同じ土俵に立ちたいもんです。
んじゃまた。
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