もしかしたら一ヶ月以上イライラさせられていた、「手探りでその存在は分かっていたものの、目視できないがゆえに、どうしても抜けなかった、左耳の穴に生えていた耳毛」を、やっと抜けた時の歓喜について(挨拶)。
と、いうわけで、フジカワです。
「一般的な一人前の食事」だと、どうあっても満足できないのは、胃袋がまだ若いのか、それとも単に、胃拡張のせいなのか? の判断に迷う火曜日、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日のエントリは、「初回を読了!」とかいった話です。
続きを読むまずは昨日の
さて。昨日は、
「オーバーラップ文庫?」などと書かせて頂きました。
もし、当該懸賞に応募するにあたり、問題があるとするならば、第2ターンの締め切りが、今年の末なので、結果が分かるのが、必然的に遅くなることです。
公式サイトを見た限り、第2ターンの一次選考結果発表は、翌年の2月末頃。
じゃあもっと、締め切りの近い賞にすれば? という意見もありましょうが。
「未トライの賞に出してみる」のが目的ですので。
勉強だ!
そんなわけで、今日は、午前11時近くまで寝倒すという、ラグジュアリィ(!?)な一日の始まり。
必然的に、可処分時間が短くなったのですが、それはもう仕方がねえ。
本日は、定例の精神科通院日だったのですが、それまでの時間は、これを読んでいました。
翻訳者の腕もあるでしょうが、実に軽妙かつ具体的に、かつ、豊富な例示を交えて書かれています。
さりげに重要なのが、一項目を、最長でも5分、短ければ1~2分で読めるように構成されていること。
そのおかげで、中だるみせず、大変サクサクと読めます。
内容的にも、「そうだったのか!」という気づきが、n回。
そりゃあ僕も、(一応)素人ではないので、知っている技法も出てきますが、そんなことは些事。
先ほど(夕方~夜の始め)にかけて、まずは1回通読しました。
これは、言わば「執筆の際の辞書」的位置づけだと思います。
「ここはどうするんだっけ?」と迷った時、さっと開いて、ヒントを得る。
そういう使い方をするのだろうなあ、と。
その前に?
通読した、とは言え、まだ1回です。
つまり、最初の方に読んだことは、かなり忘れている。
イコール、頭に染みついていない。
もちろん、この本が全てではなく、他に同種の(作劇法の)本はいっぱいあります。
それらをしつこいぐらいに読んで、理屈をタタキコム。
応用を利かせるのは、他ならぬ自分自身なのですが、繰り返しますように、僕も(一応)素人ではない。
ので、まあ、覚えることを覚えれば、後はどうとでもなるんじゃね? とかは思います。
慢心、ダメ、絶対。
ただ、「普通の読み物としても面白い」ので、あまり気負わず、何度でも読めそうな気はします。
エンターテインメントの方法論を説いている著書が、誰よりもエンターテイナーである件。
これが……ハリウッド……!(白目)
「分析」の有り難さ
先日、拙作をボロカスに講評してくださった方から聞いたのですが。
ハリウッドという場所も、巨大娯楽産業であるがゆえに、「面白さ」の分析、及び、その体系化は、「日本では考えられないほど」進んでいるとのこと。
しかも、アメリカという国は、合理性を重んじるお国柄です。
つまり、変な個人的感情(あるいは偏見)が入る余地がない。
イコール、極めてフラット、あるいは、平等。
そんな風に分析してくれることの、何とありがたいことか!
この本を最後まで読めば分かるのですが、「わくわくしながら書く」ことの、背中を押してくれています。
「ハリウッド的手法を学ぶ」ことがすなわち、「没個性への第一歩」だと思い込んでいた、焼肉を食いに行っていた頃の俺を、全力で殴打したいです。
セオリー(理屈)と、パッション(情熱)は、十分共存しうるのだ、と、感じ入りました。
先は長い
再度申し上げますが、いくらなんでも、1回通読しただけで、書かれていることの全てが、己の血肉になるわけではない。
もう1回と言わず、2回3回と反復して読むことで、「多分」、身に付いていくのだろうなあ、とは思います。
とは言え、すぐに2周目! ではなく、また、別の教本を読んでみて、違ったセオリーに触れた方がいいな、とも。
勉強の姿勢を見せてから(本をポチってから)、まだ10日です。
なんぼなんでも、そんな短期間で、何がどうなるものでもない。
せめて、どんなに短くとも、3ヶ月かそこらは、じっくり取り組みたいところです。
まあ、求道に果てがないのは、世間一般的ではありますが。
余談
ところで、僕は、この本をKindle版で買いました。
もっぱらスマホで読んでいたのですが、その場合の欠点は、バッテリーの残量。
せっかくいい気分で読んでいるのに、バッテリー切れを気にしたくはない。
それに、パソコンの前に座って、わざわざスマホの画面を見つめるというのも、なんか変です。
と、そこで、考えてみれば、Kindleアプリにも、PC版があるんでした。
なので、早速それをダウンロードし、本の終盤は、PCモニタで読んでました。
問題があるとすれば、こちとら4Kモニタなので、書籍の一ページが、かなり小さく感じられたこと。
とは言え、まさか、読めないほど文字が小さい! とかいったことはなかったのですが。
とにかく、気分的には、「やっと一歩進んだ」感じです。
歩みを止めないように、したいものです。
んじゃまた。
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