またしても、半徹してしまったでござる(挨拶)。
と、いうわけで、フジカワです。
昨日の就寝時間が午前3時だった結果、今日は正午過ぎまで起きられず、またしても体内時計がぐちゃぐちゃな土曜日、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日のエントリは、「NASの話、続き!」とかいった話です。
続きを読む昨日の話の続きなので
昨日は、
こんな話を書かせて頂きました。
結論から申し上げると、
「外出先から、『Windowsのエクスプローラーに、リモートアクセスでのドライブをマウントする』」
という、最終目的は、まだ達成されていません。
解決案の候補1
昨日の段階で、「NASサーバーを立てるか?」とかに触れました。
この辺の記事において、
フリーのVPNソフト(サーバー&クライアント)を、ミニPCにインストールして運用する、という方法が紹介されています。
僕もやってみたのですが、一通りのセットアップが終わり、いざ、検証用の環境(iPhoneでのテザリング)にしてみると。
「NASのルードドライブにはアクセスできても、サブフォルダの中身が見えない」という、イマイチ意味のない結果に。
設定の仕方が悪いのかも知れませんが、少なくとも今は使えないわけで、これはボツ。
また、ハードウェアレベルでのVPNを使いたい場合、ISP(プロバイダ)側に、固定された、IPv4の、グローバルIPアドレスが必要。
そして、そのサービスは、個人向けに提供しているところはまずない。
よって、「ルーターを買い換える」という選択肢も消える。
解決案の候補2
これは、UGREENのサポートから、直接聞いた話なのですが。
「IPv6のアドレスを持っていて、(取得した)独自ドメインの設定が正しければ、リモートアクセスができる」
とのこと。
少なくとも、NURO光に関しては、IPv6の提供は始まっており、かつ、それは固定であるらしい。
で。サポートから、説明動画として教えてもらったのが、こちら。
手順としては、
- NAS側で、IPv6を有効にする。(この際、忘れてはならないのが、Windowsの方でも、IPv6のプロトコルを有効にしておくこと)
- 任意のサービスで独自ドメインを取得(購入)する。(“数列.xyz”がお勧めらしい)
- Cloudflareに登録し、ドメインのネームサーバーを、Cloudflareのものに書き換える。(僕の失敗なのですが、アリババクラウドでドメインを買うと、課金しない限り、ネームサーバーが書き換えられません。なので、お名前ドットコムで買い直しました)
- ドメインがアクティブになるのを待ってから、IDとアクセストークンを、Cloudflareから取得する。
- NASのDDNS設定画面で、プロバイダのプルダウンから「Cloudflare」を選択し、IDとトークンを入力する。(IPv4は「無効」に、IPv6は「自動」にする)
- 接続テストをして、問題なければOK
返事待ちアゲイン
上記をご覧の通り、初心者には相当ハードルが高い!
僕はかろうじて、当ブログや、ホームページの運営をやっていますから、まだ分かる方ではありますが。
わかんねえ人には、まるっきりでしょう。
そして、人がここまで苦労したにも関わらず。
この、独自ドメインを使っての、リモートアクセスが、「同一LAN上ならば、アクセス可能」ではあっても。
検証用の環境(外部接続)だと、機能しない!
なんなら、(取得したドメインに対して)pingを打ってみても通らない!
この点について、現在、UGREENのNASサポートに、質問を投げているところです。
で、週末と言う事もあり、返事はまだ。
誤解のないように!
この、UGREENのNAS、「純正アプリ経由なら」、リモートでのファイル操作は、シームレスにできます。
写真の閲覧とか、動画の視聴も、問題はない。
先日も触れましたが、外部接続にもかかわらず、動画の視聴にタイムラグがほとんどないのは、かなり素晴らしい。
また、スマホのストレージ拡張という面においても、純正アプリなら、どこでも問題なく出来るので、そこもOK。
一応、「オンラインドキュメント」のアプリで、WordやExcelなどの、オフィスソフトを、外出先でも作成、編集などはできますが。
僕が試した限り、Wordファイルは、開くことはできても、元のファイルのレイアウトが保持されるわけではない模様。
がっつりファイルをいじると言うより、応急処置的なものにとどまります。
台無しなソリューション
ですから、今のところの評価としては、
「メディアファイルや、消えたら困るファイル、データの保管先には適しているが、外出先での、『直接参照しての』オフィスワークには向かない」
といったところです。
なので、「クラウドストレージ上で、オフィスソフトで仕事をする」場合は。
Dropboxなり、OneDriveなりを併用した方がいいでしょう。
UGREENのNASを導入したからとは言え、慌てて解約などは、しないようにしましょう。
どうしてもやりたい場合は、NASからローカルに(クライアントアプリで)一度ダウンロードして、編集が終わったら、再度(NASへ、クライアントアプリから)アップロードする、という形になりますね。
また、iPhoneの写真フォーマットについてですが。
MEGAならば、アップロードする際に、ファイル名をタイムスタンプに変えて、かつ、フォーマットもJPGに変えてくれる。
UGREENのNASは、そのまま(heic)でアップロードされます。ファイル名も変わりません。
MEGAの場合は、クラウドドライブが、エクスプローラーに統合されるので、直感的な使い勝手という面では、そちらに軍配が上がります。
末期的結論
先行メーカーの、成熟したNASならば、こんな苦労をしなくてもいいのでしょう。
今回、サポートとあれこれやりとりしていて、悪い言い方になりますが、UGREEN側も、見切り発車的なところがあることに気付きました。
要するに、製品として、「まだまだ、こなれていない」わけです。
しかしながら、試行錯誤をしている過程が、個人的には、すごく楽しい!
忘れたはずの、自作er魂が再燃したような、そんな、ある意味でなくとも、マゾいアレ。
アレって何だ。
んじゃまた。
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