ヤクザにまつわる、2つの思い出。

日記
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どうも。フジカワです。最初に皆様に念を押しておきたいのは、僕は、ヤクザを筆頭とした、いわゆる反社会的勢力を、擁護も容認もしません。そこだけは、よくお含み置き下さい。

で。僕が住んでいるのは、一応兵庫県なので、神戸は割と近いです。神戸と言えば、指定暴力団、山口組の本拠地。近年の分裂抗争で、相当おっかないことになってるのが、連日、国営放送のローカルニュースで流れます。抗争そのものの恐ろしさはさておき、僕は、『ヤクザ』というものについて、2つの、印象深い思い出を持っています。今回はそんな話。

1つめは、24年前の、阪神淡路大震災の時のことです。当時の内閣は、社会党でした。んで、未曾有の大災害が起きたにも関わらず、初動が極めて遅く、自衛隊が出動するまで、ひどくチンタラしておりました。そんな中、迅速に行動を起こしたのは、山口組でした。率先して被災者の支援を行い、『お上より頼りになる』と、一部の被災者からは、相当有り難がられました。そりゃまあ、単なるイメージアップのための戦略だったのでしょうけど、当時二十歳の僕は、「『任侠』って、こういうことかなあ」と、ぼんやり思った物です。もっとも、それで僕が、ヤクザという存在そのものを、認めるに至ったわけでは、もちろんないんですが、あの時の事だけは、いまだに忘れることが出来ません。

2つめは、僕が、シナリオライターとしてデビューして、尼崎にあった会社に勤めていた時のことです。地元、ないしは近隣住民でないと分からないことですが、尼崎市というのは、ガラの悪いところと、そうでない所があります。会社のあった場所は、(恐らく、一二を争うぐらい)ガラの悪いところでして、ある日、勤務中に、明らかにヤクザと思しき男が、押し売りにやってきました。社内は土足禁止だったにも関わらず、ズケズケと土足で踏み込んできて、ガラクタを僕達に売りつけようとしてきました。

幸い、その押し売りに関しては、当時の上司が機転を利かせて、上手いこと追い払ってくれたのですが、『ヤクザって、ホントに、どこへでも土足で踏み込んでくるんだなあ』と、僕は、変な方向で感心してました。恐らく彼らは、人の心にも、平気で土足で踏み込んでくるのでしょう。

繰り返します。僕は、ヤクザという存在を、擁護も容認もしません。血みどろの抗争なんぞ、論外です。迷惑のかからないところで、ひっそりやるのは勝手ですが、一般市民を巻き込むなと。それだけです。

悲しい現実として、ヤクザの根絶、というのは、多分不可能だと思います。例えば、風俗店の、全てとは言いませんが、かなりの数が、ヤクザの系列会社が運営していたりする物です。実際、かつて僕が通い倒していた、神戸は福原(歴史あるソープ街)にあるソープも、山口組とは別の、某巨大ヤクザ組織の、直系の会社だと、かつての仕事仲間だった方に教えて貰いました。もっとも、いかにヤクザが運営していようが、ルールとマナーを守って遊んでいれば、別に無駄に怖がる必要は無いんですけどね。ただし、ルールを破った場合、どうなるかは、知りませんし、知りたくもありませんけど。

極論を述べれば、少なくとも、この世から、『祭り』と『風俗』が一切合切駆逐されない限り、ヤクザの『収入源』はなくなりません。もっとも、それっぽっちじゃないことぐらい、いくら僕がバカでも、知ってはいますけどね。増え続ける、振り込め詐欺なんかも、ヤクザの『仕事』の一つだと聞きますし。

ヤクザは、隙あらば、僕達と接触を持とうとします。狡猾な『連中』と、いかに距離を取るか? 下手に本拠地が近いと、そういう知恵も、生活の上で必要になってくるんですよ。

特にオチはありませんが、んじゃまた。

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