気が付いたら初稿が上がってた。でもなんなんだ? こいつら。(小説の話)(日記)

日記
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夢の中にまで(書いてる小説の)キャラが出てくりゃ、そりゃあ朝から(続きを)書きますわ(挨拶)。

と、いうわけで、フジカワです。やたらと早起きしたのはいいんですけど、超寒くて逆に「うひょお」と思った月曜日、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて。タイトルの話なんですが、新作小説の初稿が上がりました。終わってみれば、電撃文庫フォーマットにして107ページちょいでした。原稿用紙換算にすると、382枚程度ですね。

で。何はなくとも、通しで一度読んでみたんですよ。「あるぇー?」と思いましたね。なぜか? (格ゲーライクな)バトル物を書いてたつもりが、主人公とヒロインが接近し始めるのが思ってたより早い。で、二人がじりじり近づいていく過程に、かなりの枚数を。

んで、まあこれはハナから狙ってたので、いいタイミングだとは思うんですが、物語の中盤で告白&キス。

後は、そりゃあバトルもありますが、もっぱらヒロインといちゃついてるだけで、口から砂を吐くかと思いました。作者ですけど。

なぜ早々に二人をくっつけたかには、れっきとした理由があります。これは前職の頃から常々疑問に思っていたからなんですが、「一発ヤレばゴール」という、男特有の思考に、個人的には異を唱えたいのです。

出典はもう忘れたのですが、男ってのはスタートラインに立つことだけを考えてて、女性はゴールを探し続けている、という言葉がありました。

かの名曲である「何も言えなくて、夏」にも、「私にはスタートだったの。あなたにはゴールでも」とあります。どう考えても肉体関係の話です。

なので、中盤で相思相愛にし、以降は「その状況ならではの」バトルシーンを書いたつもりです。でも実際は、やはり隙あらばいちゃつきやがるので「なんなんだ? こいつら?」と思いますよ。

多分原因は、ヒロインの性格をエロい子方面に振りすぎたせいかと。でもいいんです。趣味全開なので。イエア。

ただ、困ったのがタイトル。当初の案だと、中身とイマイチそぐわない。なので、さっくり改題。どうってこたあねえです。

またしても手前味噌ですが、締めも(思ってたより)情緒的になりました。気持ちのいい余韻を残したかったので、これはオッケーかなと。「自称」詩人ですし。

頭からケツまで書くのに、かかった工期は通算で16人日。それで380枚ちょいです。「へえ」とは我ながら思いますが、そこまでにしときます。

とりあえず、「初稿は」上がりました。今後の予定としては、まずこの興奮状態をなだめて、(あんまり自信はないんですが)できるだけ冷静な目で読み返すこと。200%、誤脱や形容詞の重複等々がありますからね。

ただし、その推敲作業にしても、あまりにくどいと迷走します。確実に。経験上。なので、そっちも(必要以上に、という意味で)長い期間をかけず、僕の中でケリが着いたら、ですね。

何はともあれ、年内に目鼻がついてよかったです。ほんっとに楽しんで書きましたよ。さすがに根を詰め倒したので、当分は休憩ですね。

んじゃまた。

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