「過去に同じ商品を買ったことがあるのをすっかり忘れている親(83歳)」VS「一度見た商品は絶対に忘れない息子(48歳)」、ファイッ!(挨拶)
と、いうわけで、フジカワです。人が「沖縄へ行こう」と思って予約を抑えた翌日に、親がご近所さんからサーターアンタギー(沖縄のドーナツ)をもらってきて、これは何のシンクロニシティだ? と思った日曜日、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日のエントリは、「ずいぶん偉そうな懸賞があったよ! へえ?」という話です。
続きを読むさて。今日の昼間は、主に「いざ沖縄へ行った際、何を書くか?」ということを考えておりました。
大きく分けて、2つあります。「懸賞小説の原稿」か、「趣味のR-18作品群のリライト」か? です。
当初は趣味を優先させようかな、と思ってたんですが、夕方ぐらいになって、ちょっと気が変わりました。
と、申しますのも、まあ皆様、こちらのページをご覧下さい。
『第55回 新潮新人賞』の募集要項です。
逐一読んでられねえよ、という方のために、僕が「へえ?(ニチャァ……;笑みの擬音)」と思ったところを引用します。
まず、冒頭からしてかなりかっ飛ばしてる。
本賞が待ち望むのは、
文芸の新たな可能性を拓く
未知の才能の劇的な登場です。
そぉんな天才が、そうゴロゴロいるかあ?
そりゃまあ世の中、作家を目指してる人は多いでしょう。
ただ、「新たな可能性」ってなんだ? ちょいと具体性に欠けるんじゃ無いか?
それに「未知の才能の」、「劇的な登場」?
何? 要は「無名の天才作家様を、鳴り物入りでお迎えしたい」ってこと?
頭湧いてんのか?
確かに、僕みたいな凡才なんざ及びも付かない才能を持ってる人なんざ、山ほどいます。
おk、百歩譲って、そこには目を瞑ろう。
が、選考委員のコメントが、さらにどうかしている。
こっちが新潮社の公式なんですが、
特に鼻についたのが、選考委員のこの2名のコメント。
上田岳弘
自分なりの完璧か究極を。そこに手を伸ばすことによってのみ、才能は磨かれるから。大澤信亮
君が何かを期待しているなら、私はそれを殺す門になろう。君が何もかもに絶望しているなら、その闇に残る最後の光となろう。半端な気持ちなら止めてくれ。ここに立つために支払った代償のすべてを賭けて読む。
へーえ(鼻ホジー)、ずいぶんなことを仰る。
経歴を見ると、確かにお偉ァいセンセイ方ではいらっしゃる。
でもいいかな? あえて尊大に言うけど「そこの若いの」。
まず、「自分なり」であれ、「完璧」も「究極」もないよ。
確かに、「目指す」こと自体は大事だし、ある程度の自信は必要だよ?
でも、自分が書いた作品をそう「断言できる」なんざ、僕の経験上、ただの勘違いナルシー野郎だ。
次に、「半端な気持ちなら止めてくれ」? バカにしてんの?
懸賞応募作を書かんとする人間の中に、真面目ではない人間がいるとでも?
あるいは、いかなる作品であれ「半端な気持ち」で出来上がっている物が、一つでもあると?
あンたが支払った代償なんか、俺の知ったこっちゃねーよ。
それに、「物語を書く」ことに、何らかの致命的な犠牲、あるいは資格が必要だとも読めるぞ? 俺の気のせいか?
正直に言います。ムカつきました。どうやら日本の文壇って、自分で自分の首を絞めてるみたいです。えらいねぇ~(JOJO第3部におけるアレッシー風に)
あー、やだやだ! 肩に力が入りすぎてて、思考が硬直してる! ように思える!
で、ですね。僕は思ったんですよ。「ちょいとからかってやれ」と。
当然、僕も作品を書くときは、いつだって真面目です。
が。このムカつく文言ズをあえて作品の中に織り込んで、全否定してやりたい。
もちろん内容は伏せますが、ちょうど書きかけの作品の中に、そういうのに向いてる筋の物があります。
ラノベっぽくはあるんですが、作者(僕)が「一般文芸です」と言い張ればいい。簡単。
まあ、最初は下読みに回されると思いますけど、開幕ゴング直後にぶちかませば、多少のインパクトにはなるはず。
楽しみになってきた! 締め切りは来年の3月末とのこと。多分余裕はある。
おk、では沖縄では、この作品を書こう。2泊とは言え限られた時間ですから、到底完成までは持っていけないでしょうが、火が点きました。
とりあえず、沖縄へ行く日までは、プロットの修正をできるだけやることにします。
以上、大人げない48歳がお送りしました。
んじゃまた。
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