午後の日記の追記。あるいは、プロというものの現実について。(オマケ的日記)

日記
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書いた後で苦いことを思い出したんですけど、この際なので、全部吐き出しておきます(挨拶)。

と、いうわけで、フジカワです。あと半日で夜が明けて、待望の、と言うか、ないとやっていけない年金が来るんですが、いつから妙な不安に駆られるようになったのか定かではない、微妙な夜のひととき、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて。タイトルの話なんですが、午後に書いた昔話の補足です。あの、あるエロゲーを原作にしたドラマCDの収録の際、音響監督をして下さったのは、偶然にも、名古屋勤務時代にお世話になった方と同じ人でして、スタジオで数年ぶりの再会となり、「ご無沙汰しております!」と、再会を喜んだのはいいんですが、その監督さんは、台本を書いたのが僕であると知るや、「そうですか、これ、フジカワさんが書いたんですか……」と、なんか妙に遠い目をして、明らかに言葉を飲み込みました。

被害妄想と言ってしまえばそれまでですが、多分、「だからつまんねえのか……」と言われたような感じでした。実際、僕は全力で書きましたけど、いざ発売となった後の評判は、あんまりよろしくなかったようです。

そもそもの依頼主であるクライアントさんからも、後日もう一度、別のエロゲーを原作に、スピンオフドラマCDの執筆依頼があったのですが、そっちもあんまり発売後の評判がよくなかったのか、それ以後、僕にドラマCDの依頼が来ることはなくなりました。

皆様、これがプロの世界です。たとえライターが、『個人的に』全力で精魂込めて書き上げても、実際の売上に繋がらなければ、即、切られるんです。代わりなんぞ、なんぼでもいるんですから。

加えて、過去のこのエントリでも書かせて頂きましたが、僕は、実力不足の上に、根本的に勘違いをしていたので、結果として、仕事を干されました。客から金を頂戴する以上、クオリティと売上が全てなんです。超ドライですけど、プロであること、というのは、そういうことなんです。

まあ、廃業してもう随分になりますし、今はもう、業界に未練も何もありません。居場所もないですし、才能そのものも、失われて久しいです。負け惜しみを言うわけじゃないですが、干されるべくして干されたんですから、誰を責められたものでもなく。ぜーんぶ、自分のせいです。業界から追い出されたようなもんですけど、結果的には、それでよかったのだと、今は思ってます。

なんか、業界に15年以上身を置いていたこと自体が、長い夢を見ていたような気分です。楽しかったですけどね。

んじゃまた。

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