絶賛ガス欠中ですが、何か（挨拶）。
と、いうわけで、フジカワです。夕方に結構雨が降った近畿地方であり、気が滅入ること甚だしい夜のひととき、皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて。昼の更新後、まだ意識が（比較的）まともなうちに、例の小説についての作業をやっておりました。つまり、具体的なエピソードを、可能な限り細かく考えて、箇条書きにする作業です。
『ノベルプロットの正式な作法』というのも、実は僕は知らないんですが、少なくとも過去の経験上、『ここまで落とし込めば、実際の本文が書ける』という所まで砕いて、ざーっと書いていきました。
結果的に、全5章構成（予定）のうち、導入部の第1章については、あらかた出来上がりました。最低ラインが、原稿用紙換算250枚で、割ることの5ですから、1章あたりで、約50枚。羅列の終わったテキストを今一度読んでみて、率直なところ、まだ不安は残ります。
ただし、僕のやり方は、「ある程度固めたら、後はキャラクター達の動くに任せる」という、割と電波的と言うか、イタコ的手法なので、恐らくですが、書き始めりゃ何とかなるんじゃなかろうかと。わかりやすくたとえれば、指にもう一つの脳味噌があるようなもんです。
その、今日の作業に割いた時間は、だいたい2時間程度。思いっきり集中したので、疲れないはずがなく。今やもう、心の中でテンカウントですよ。さらに、今日はまだ、導入部であったため、割と楽な方だったんですが、これから、トリガーイベント（物語が動き出す、転機のイベント）を挟んで、本当のストーリーが始まるわけです。難易度は格段に上がるわけで、僕自身、「できんの！？」と思っております。
しかしこれも、現役時代の経験に照らし合わせると、僕は、依頼を受けて資料をもらって、読んだ後、執筆に取りかかる前は、ほぼもれなく同じ事を思っておりました。「やってみたら、予想外に何とかなった」の繰り返しを15年以上、というのが偽らざるところでございまして、やっぱり僕は、毒電波で動くようです。さすがに、ドストエフスキーを電波で動かしてはいませんけど。
全く関係ありませんが、今日の作業が終わった後、事の経緯をちょっと、広島の心友にメールしました。知ってる人には宣言しておいて、退路を断つ作戦です。するとしばらくして返事が来て、「すごいな軍曹（僕はこう呼ばれています）。我は仕事のレポート1枚に四苦八苦している」とありました。これについては、鼻に掛けるつもりなんぞ全くないですが、6年ちょい前までは、文章でメシ食ってた身なんですから、文字通り、昔取った杵柄ですよ。
もう一つ関係のない話をさせて頂けるならば、僕は昔っから、『短期決戦型』でございまして、執筆スピードは、平均で時速5KBでした。およそ、原稿用紙換算で6枚前後だと思って頂ければ。
一般的なライターは、1日に10~15KB書ければ合格（＝食える）ライン（だったはず）なので、僕は朝起きてすぐに仕事に取りかかり、初手からフルスロットルで一気に書いて、約3時間でノルマをこなし、依頼主にその日の分を提出し終えたら、後（だいたい午後イチぐらい以降）はのんびり、部屋でくつろいでました。正直、『1日中（朝から晩まで）書き続ける』と言う経験は、ほぼなかったです。全盛期の話ですけどね。
何が言いたいのかというと、確かに全盛期からは衰えましたが、創作の際の集中力は、まだ僕の中に残っており、たとえ2時間であれ、実質的には、半日以上の作業量をやった（と思う）という。
今後の予定は、大前提として、『メンタル面の状態が、そこまで悪くないこと』があるんですが、1日に1章ずつプロットを書いていって、あと4人日で仕上げること。その後、プロット全体をしばらく寝かせて、推敲した上で、いよいよ本文です。
ところで、過去に一度でも小説の類を書いたことがおありの方なら、恐らく分かって頂けるとは思うのですが、『一行目の一言目』って、結構な壁ですよね。一つの手法として、例えば、古典ラノベであり、僕も学生時代にかなり読んだ『スレイヤーズ』シリーズなんかは、いきなりクライマックスから入って、『なぜこうなったか？』を、さかのぼって語るパターンが結構あります。
あれはあれで、大変効果的な手法だと思うのですが、バトルアクション物だからこそ使える手でもあります。対して今回の僕のは、思いっきりのんびりした世界観です。ちょろっと触れると、限界集落に近しい、ド田舎の村が舞台です。剣も魔法も、異形の者も、異世界転生もありません。現代をベースにした近未来であり、派手なシーンは全然ないです。
ただ、『つかみ』に失敗すると、読む方もついてきてくれません。僕の中では既に、その『一行目』は決まってるんですが、平穏すぎて、読者が途中で飽きないか、書く前から心配してます。開き直れるなら、どうせ趣味で書くんだし、んなもん、どうでもいいや！ とも言えるんですけどね。
んで。夕食とその後片付けも終わり、自室に戻ってきました。現在時刻、ざっくりと19時過ぎ。あと2時間ちょいで、今日は完全終了です。昨日今日と、結構頭を使ったので、名状しがたい疲労感が襲ってきているのですが、それはそれで。ある意味当然です。
んじゃ、今日はこの辺で。
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