どうも。フジカワです。晩飯は、鶏のムネ肉が1パック豪快に解凍してあり、「好きに調理して食え」というお達しだったので、最初は普通に、スパイス焼きにしようかなと思ったんですが、冷蔵庫の中を見ると、姉不在となった今、恐らく僕でなければ使わない調味料の代表格と言っていい、コチュジャンがありました。瓶に半分ほど。
これは使わないと、未来永劫忘れ去られると思い、クックパッドを見て、『鶏ムネ肉のコチュジャン焼き』を検索。当然のごとくヒット。調味料は、種類だけ見て、量は至って適当に。それでも、出来上がって食ってみると、美味かったです。
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さて。タイトルの話を。先日、『星一徹は狂っている』という、すごーくひねくれたツッコミを入れたんですが、
返す刀で、息子の飛雄馬にも、ちょっと苦言を呈したい。前提として、僕は、『巨人の星』そのものを、全巻通読したわけではありません。あくまで、概要を知っているのみです。
それでも、やっぱり、突っ込まずにはいられない。どこに? それは、『飛雄馬自身の、行動原理』についてです。そもそも、『なぜ』飛雄馬は、プロ野球選手になりたいと思ったのか? 『親にそのように育てられたから』、というだけでは、飛雄馬は、一徹の、『忠実なロボット』でしかありません。
一徹自身、過去、プロ野球選手だったのは一応知ってます。で、色々あって引退せざるを得ず、だから夢を息子に託す、という話ですから、まあまだ分かります。しかしながら、僕が知る限りでは、あの作品に、『飛雄馬自身の自我』が見えない点が、すごく引っかかります。同時に、一徹の、『息子をプロ野球選手にするんだ!』という、執念のようなもの。これの根源は、いったいどこから来てるんでしょうか?
一徹は、前述の通り(元プロですけど)日雇い労働者です。お世辞にも、金持ちであったり、社会的ステータスは高いとは言えません、世間一般の、日雇い労働者の皆様を侮辱、および差別はしませんけれども。
『息子の成功体験』をよりどころに、己のプライド(主に社会的な)を保とうとしているのなら、はっきり言って、これほど醜い話もないと思います。一徹は、飛雄馬の自我、そして人格を否定していることと同じですから。もっと悪く言えば、自分の息子を、『都合のいい道具』扱いしてるに等しいと思います。己の虚栄心のためのみに。こんな残酷な話が、他にありますか?
これだけ、あの名作を腐すのも、ひとえに僕が、精神論、根性論が大嫌いだからなんですけどね。精神論で何とかなるなら、日本は戦争に負けてません。
フォローになってない気もしますが、『巨人の星』という作品が、スポ根マンガの金字塔であることに、僕も何の疑いも持ちません。ただ、一歩引いて俯瞰した時に、どうしても浮き出てくる違和感が、ものすごーく気になるというだけの話です。我ながら、神経質すぎますかね? いや、単にひねくれてるだけだと思います。
話はゴキッと変わるのですが、ここ数日バタバタしてたせいで、間が空いていた、日記の電子書籍化。4冊目(2017年12月分)の出版手続きを、今日の夕方に踏みました。明日の朝ぐらいには、販売が始まると思います。その時はまた、ここでお知らせしますので、よろしくお願い致します。
んじゃまた。
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