過程と結果に関するエトセトラ(=超個人的意見)。

日記
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肉とニンニクさえ与えときゃ、大抵の男は黙るんだよ!(挨拶)

てなわけで、フジカワです。今晩は、親がまず作らないであろう、ガーリックパウダーたっぷりのベーコンライスを作って、豪快に咀嚼しました。んで、その間、BGVとして、国営放送の高校野球を、ボケーッと眺めていて、思ったことを書いてみます。

大前提として、僕は、今、死力を尽くして熱戦を繰り広げている、高校球児たちや、高校野球そのものを、否定はしません。絶対に。

それは約束出来ますが、やっぱり僕は、高校野球から、ちょっと大上段ですが、日本人の国民性が見える気がします。

それは何か? 日本人は、『素人』、『アマチュア』であること、そして、『結果よりも、過程』を、やたらと珍重している気がするのです。

エロDVDの世界では、『素人モノ』が、確固たる地位を築いていますし、風俗業界なんかでも、店側は、『業界経験のない素人!』という冠を、やたらと付けたがります。

なるほど、例えばエロDVDだと、変に誇張された物よりも、素人ならではの、リアリティが欲しい層がいるであろうことは、なんとなく分かります。ただ、ちょっと待った。どんな『素人モノ』であれ、『作品』である以上、そこには、多かれ少なかれ、『演出』が入ってるはず。言わば、『作られたリアリティ』が、そんなに有り難いか?

それに、一度でも童貞を捨てたら分かりますが、『リアルのセックス』なんて、ものっそい地味です。だからこその、『プロによる、演出上等の、ありえないファンタジー』を、『現実はこうじゃない』と分かった上で、ひとときの『逃避』に浸るのが、嗜みってもんじゃないのか? まあ、たまに、エロビデオを、セックスの教科書だと勘違いする、未熟なガキ共も、一部にいますが。残念なことに。

いやまあ、僕も、素人モノエロDVDは、いくつか持ってますけど、特定キワモノジャンル(いわゆる『ホンモノ』の女性達による)の素人モノには興奮しますが、それ以外のものは、「うーん?」というのが、率直なところです。

一部の例外を除いて、日本から、世界レベルのアスリートが、なかなか輩出されないのも、この辺が関係してるんじゃないでしょうか? 錦織圭にしろ、大坂なおみにせよ、日本人ですが、鍛えられたのは、アメリカでのはず。

つまり、『国内だけでの、既存の(精神論に重きを置いて、課程を重視する)指導法は、世界では通用しない』ということではないでしょうか?

一応僕も、前職は、プロのシナリオ屋でした。プロの世界は、『結果』が全てです。『これだけ頑張ったから認めて』なんてのは、一切通用しません。

かれこれ20年以上前の話ですが、忘れられないエピソードがあります。エロゲ業界というのは、常に人手不足(より正確には、『安くこき使える若手不足』)ですから、『スタッフ募集』はよくあることです。

んで、僕が、名古屋に勤務していて、ディレクターをやっていたある時、旧い知り合いが、『シナリオライターに応募したい』というので、僕は、プロデューサーにその話を通し、当然、『じゃあ、サンプルテキストを送って下さい』となったわけですが、待てど暮らせど、そのサンプルが来ない。結局、志望者本人とも音信不通になり、その話は、立ち消えになりました。

好き勝手に批評、批判をするのは自由です。『物書きになりたい』という志望者が、世の中、山といることも承知してます。ただし! こっち(業界側)が欲しいのは、『確たる結果、成果』であり、机上で屁理屈や、理想論や、文句をこねて、手を動かさないのは、イコール、やる気がない、資格はないということです。

いかに千冊以上の本を読み、数多の映画も鑑賞して、『知識』を『インプット』しても、『アウトプット』できない人間は、評論家にはなれても、創作者にはなれません。

繰り返しますが、プロフェッショナルの世界は、『結果』が全てであり、『頑張ったんだよ!』という主張は、結果が伴わない限り、『で?』の一言で片付けられます。

素人を愛でるのも結構。ただ、プロをないがしろにするのだけは、許せません。日本人の精神論好きは、戦時中から一歩も進歩してないな、というのが、僕の結論です。

高校球児たちには罪はなくとも、やっぱり僕は、かなりひねくれているようです。

んじゃまた。

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