どうかしている。ほんの2.5日で。たまには創作の作法的話なの?(中身のない割に長い日記)

日記
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頭が濡れていないのに、頭頂部の髪の薄さが認識できるようになってきました(挨拶)。

と、いうわけで、フジカワです。意味不明の言葉を喚き散らしたい程度には疲れている水曜日の夜、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて。昨日、自分の新作ラノベ挑戦について「もうガマン出来ない!」と書かせて頂きました。厳密には一昨日の夜から書き始めて、昨日の更新の段階で、電撃文庫フォーマットにして10枚だと言いました。

あれからの話なんですが、予想以上に手が進み、今日の午後の段階で、30枚ちょいまで進んでしまいました。電撃文庫フォーマットは、42文字×34行=1ページです。もう一度言いますが、電撃文庫の最低ラインは80枚。30枚と言うことは、あと少しで半分です。ストーリー的には、ざっくりと「起承転結」で言うなら「承」の序盤あたりというところ。まだまだ話は膨らんでません。

で、これは僕自身のモチベーションのためなんですが、400字詰め原稿用紙だと何枚書いたのかちょっと分かりづらいので、Excelで簡単な表を作りました。規定フォーマットの枚数を入力すれば、枚数換算ができるように。つっても、セルに(=[枚数のセル]×42×34÷400)の数式を入れてやるだけですけどね。

それに沿って計算すると、現時点で約107枚。待ったれや、と自分に言いたい。二晩と半分で、これか。どんな集中力だ。おい、病人だろ貴様? フカシこいてんじゃねえぞ? でも事実です。

あくまで単純計算ですけど、プロットをケツまで消化して、仮に規定フォーマットの枚数で85枚に収まったとしましょう。2.5日で30枚ですから、かける3で7.5日の、90枚。

待ったれや(2回目)。理論値上では、10日足らずで文庫本1冊分の原稿が書ける? またまたご冗談を(AA略)。ありえねーにも程があると思いませんか?

ただ、確かに、現役時代の僕は手が早いことがウリでした。皆様にお話ししたことがあるかどうか、ちょっと定かではないのですが、絶頂期の僕は「1日(プレーンテキストで)10KB書ければいい」と言われていた業界内において、1日15KBをコンスタントに書いてました。しかも3時間で。

ですから、ノッてた頃の僕の一日というのは、朝起きてスタンバイができてたのが、だいたい午前8時半頃で、それから一気呵成の勢いで仕事に取りかかり、3時間(はみ出してもプラス30分前後)でその日のノルマを終えてました。「ふう」と一息ついて時計を見ると、測ったように昼前でしたね。んで、昼飯を食った後の午後は、丸々好きなことをしてのんびり遊んでたという。いい生活してたなあ、と、遠く思います。今は。

純粋な余談ですが、ブーストがかかった時は、午後も作業を続けて、1日の成果量が50KBに及んだこともあります。この暴走癖が、いい方向に働きゃOKなんですが、よく自爆もしたもんです。嗚呼、ほろ苦いおもひで。

話を戻して、今書いてる小説。プロットの消化スピードを再確認すると、あんまり余裕じゃないかも? むしろ危ないかも? という微妙なラインなんですが、無用な心配で立ち止まる、あるいはバックするのは禁物です。迷うと絶対gdgdになります。経験則上。

まずは無心で書くこと。でも、僕自身でよく振り返ると、似たような経験を1回やってるんですよね。軽い気持ちでまっとうな文学賞に出したら、何の間違いか最終選考まで残ったという逸話がある、この作品です。

これは、プロット作成にかかった時間がそれこそ3時間。原稿用紙換算で120枚ほどの中編なんですが、書いたのにかかったのは、丸3日でした。どう考えても毒電波の仕業としか思えず、どこか他人事風だったのを今でも覚えてます。つうか、今読み返しても、僕が書いたとは思えません。

それを踏まえれば、先述の「2日半で100枚」というのも、さほど不思議じゃないんですが、やっぱどっか釈然としない。僕が書いてる本人であるにも関わらず。なんでなんだぜ?

考えられる理由は、多分ですが「キャラが割と早い段階で固まってたから」でしょうね。ちょろっとバラすと、今書いてる作品の主人公。そもそものベースは、僕が以前通っていた、大阪は南方の某シナリオ養成所での課題で書いた習作が初出です。

ヒロインは、僕がまだ現役だった頃に「いつか(エロゲーの)企画書に仕上げて、どっかに売り込みたい」と、長年寝かせてた草案からの引用だったりします。

しかしながら、主人公にせよヒロインにせよ、そのまま使ってはいません。「外せない要素」だけを残して、他は(今回のストーリーに合わせて)がらっと変えました。原形を留めているのは、名前と特技ぐらいなもんです。

ただし、いろんな所から引っ張ってきた割には、(確かに換骨奪胎はしましたが)割としっくり馴染んでくれました。たとえるなら、冷蔵庫の余り物だけで、かつ目分量の味付けで料理を作ったらそれなりに仕上がった感じかと。

ついでなので、もそっとバラしておきます。別に少し書いたところで、ストーリーが1から10まで想像できる方もいらっしゃらないでしょうし。

今作は「とにかく僕が好きな要素」をギチギチに詰め込んでます。算数の時間にしますか? 以下の計算式を解きなさい。

(「快傑ズバット」+「ストリートファイター」+「(板垣恵介版)餓狼伝」)÷3=?

ほらカオスだ。そもそもからして、僕の好みはすごく偏ってますし。後になって気付いたんですが、スパイス的に「うる星やつら」的シーンとかもあったりね。

開き直りますが、徹頭徹尾「ゴメン、俺の趣味」ですよ。そんなもんを書いてて、楽しくない人がいますか? クライアントさんからの妙な指示もなけりゃ、締め切りもない。(何かの間違いで商業作にならない限り)編集さんによる赤入れもない。決まってるのは書くべき枚数だけ。フリーダム。アンドピュア。イエア。

いやまあ一応お題目的「ねらい」としては、「現実ではまずありえないキャラが、さらにありえない敵と戦う話」です。何かと鬱屈しているヤングメンズ(ターゲット層)に、多少なりともカタルシスを提供するのがタテマエ。でも趣味全開。イエア(2回目)。リアリティなんぞ、室伏広治の兄貴にぶん投げてもらってます。

で。これは僕の心友が助言してくれた、大変理に適った作法なんですが「ストーリーを書く際は、登場人物を可能な限り絞る」といいです。彼曰く「(メインは)3人までがベスト」とのこと。これ、役立ちますよ。

他ならぬ僕自身が通った道でもあるんですが、ストーリーを完結させられない初心者が陥りがちな罠は「キャラクターを増やしすぎること」です。

キャラが多いということは、つまりは「的」が絞れてないってことであり、全部について語ろうとすれば、必然的に無駄(あるいは不要)に風呂敷が大きくなって、たためない、イコール収拾が付かなくなるんですよ。

確かに、今書いてる僕の新作では、キャラクターは(氏名と設定があるのだけで)総勢12人います。でもメインは3人。残りの9人は純然たるサブキャラです。

他はそうですね、「省ける描写は省いた方がいい」ことを最近覚えました。例えば学校が舞台だったとします。学校には時間割がありますよね? でも、一日6時間制であれ、昼休みにイベントが何かあって、その次が放課後だった場合、「午後の授業が全コマどうであったか?」を、微に入り細を穿つまで書くことはないんです。それこそ無駄に冗長になります。要はテンポの問題ですね。

手慣れてる方、あるいは本職の方からすれば、「何を今さら?」なのは承知してます。単にここまでつらつら書いたのは、ひとえに僕が未熟だからです。

アレですよ、僕は超絶に飽きっぽいので、「鉄は熱いうちに打て」じゃないですけど、興味が持続しているウチに、やれるだけはやっとこうって事です。

欲を掻いたとしても、年内に上がりゃあ上出来です。上がらなくても、なーんも気に病む必要もなく。いや楽しい。疲れますけどね。創作とは、魂を削る作業ですし。

んじゃまた。

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