規則正しい生活。それっておいしい?(書いてる小説の話とか)(日記)

日記
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「過去の経験からすらも学習しない46歳」と文字に書いてみたら、自分自身でドン引きするぐらいに「ないわー」と思いました(挨拶)。

と、いうわけで、フジカワです。忘れた頃に半ば諦めていたヤフオクでの出品物がいくつか落札され、大きくは稼げなかったものの少しは安心できた木曜日、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて。ぶっちゃけ昨日はあんまり寝てません。原因つったら1つですよお客様。毒電波に従って、新作小説の続きをゴリゴリと書いてました。「昨日は書かない」と言った、舌の根も乾かぬうちにですよ。「自分の言ったことに責任を持たない46歳」という字面も、どうしようもない処置なし感を漂わせますね。

結局昨日は、深夜2時まで書いてました。何が面白かったかって、軽く流すつもりのプロットが、予想をはるかに超えて膨らんでくれたことです。まさしく、「頭の中のキャラが勝手に喋ったり動いたりするのを、単に書き写すだけ」という状態に陥りました。

プロットを練ってた当初は予想だにしなかった話(のパート)になり、おもくそ他人事のように「へえ」と思ったりしました。憑依型ライターの本領発揮ですね。

ちょいと軽く内容にタッチすると、基本はバトルモノなんですよ。そこに恋愛要素も入れてます。で、ストーリー的に「緩急」は必須ですから、「閑話休題」的なエピソードも挟んだんです。例えば、主人公とヒロインのデートシーンとかね。

そこが意外だった。デートの内容については、プロットには「ノープラン」としか書いてなかったんです。それがまあ、いざ差し掛かったら、(頭の中の)キャラが動くわ喋るわ。必死で書き留めて、疲れ果てて時計を見たら、午前2時だったと。

枚数的には、その時点で(規定フォーマットの枚数にして)77枚半。正直、デートシーンがまだ締められてないので、そこが終わっただけでも80枚は超えるでしょう

今現在、主に寝不足のせいで大変疲れており、「おぎゃあ!」と言いたいぐらいなんですけど、昨日の夜があまりにステキだったせいで、プラマイゼロです。

さらに面白いのが、その「緩」のパートが膨らんだせいで、立派な独立した一章になり、区切り、あるいは場面転換、さらにあるいは読者の意識の切り替え的意味でもいい感じになった事です。

なんかですね? これはもう自画自賛の極みなんですが、あえて。今書いてる小説の「素材」自体は、かなり前からありました。「こんなシーンが書きたいな」「こんな台詞が書きたいな」とだけは思ってたんです。

そのランダムなパズルのピースが、ことごとくはまっていく。これ、かなりの快感です。気分的には「書かれるべくして書いている」感じがヒシヒシと。

余談ですが、これは僕の大変悪い癖で、話のネタを考える際、「断片」、言わば樹木で言うなら「枝葉」ばっかりが浮かんで、肝心要の「樹の幹」イコール、ストーリーそのものがなかなか浮かばないんですよ。

長きにわたって染みついた悪癖であり、その矯正の糸口が見つかったのは、皮肉にも業界を去った後でした。

かなり前にも一度書かせて頂いたことがあります。要は「まずは一言(一行)でまとめられるか?」が大事だと思うんです。その次に「頭とケツ」を(2行で)決めて、そこから徐々にプロットを細分化していくと。

はい。分かってます。手慣れておられる方、あるいは本職の方々からすれば、基礎的に過ぎます。

ただまあ少し言い訳がましくなってしまいますけど、僕は業界に入りたての頃から「師匠」と呼べる人間がまるでいなかったので、15年以上、ハナからシメまで我流でやるしかなったんです。

おまけに、「ドラマとは?」の超根本を学んだのが、そろそろ仕事を干され始めた40歳の頃です。「前職には」活かせませんでしたが、じゃあそれが腐るか? って話でもなく。覚えている限りの技法は盛り込みました。

嬉しい脱線があったせいで、見えかけていたゴールが遠くなったんですが、別にいいです。楽しいので。

その前に、横になるなりして休んだ方がいいとは思うんですけどね。この歳で半轍すると、身体へのダメージがね。笑えませんでね。まあまあ。

んじゃまた。

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