【徒然】『人が人を裁く』って、すごく難しいなあ、と、今さらながら。

日記
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犬の鼓膜が破れる勢いで、「パトラーーーッシュ!!」と叫びたい程度には、疲労困憊ですが、何か(挨拶)。

と、いうわけで、フジカワです。これを『模様替え』とは言わないと思いますが、『煙は高いところに上る』という観点から、先日買った空気清浄機は、メタルラックの最上段に配置換えして、今までの位置にあったせいで、棚の引き出しが開けづらかったシュレッダーを、試行錯誤の末、机の下に配置しました。皆様いかがお過ごしでしょうか。なお、具体的には、こうなりました。

空気清浄機のスイッチが、簡単には触れないわけですが、どうせ、自動モードで24時間動かすので、問題はないです。

さて。前振りはこれぐらいにして、タイトルの話を。我が家は、食事時に、ほぼ必ず、国営放送の定時のニュースをBGVに流すので、いかに一切が遠く感じようとも、嫌でも必要最小限のニュースは知る事になります。

んで、各種の事件での、裁判のニュースを見るにつけ、『人が人を裁く』ことの難しさを、つくづく感じます。そりゃまあ、どっからどう見ても、動かぬ証拠が山とあって、被告も罪を認めている場合は別として、無罪を主張しているにもかかわらず、刑が確定してしまう場合も、多々あります。

たいていの人は、罪を認めない被告に対して、「往生際が悪い」と思うでしょう。ただし、僕もかつて、見ず知らずの他人から、全く身に覚えのないカドで訴訟を起こされて、やむなく、こちらも弁護士さんを立てて、裁判で争わざるを得なかったという、体験者だから言えるのですが、被告が、冤罪や濡れ衣だった、という例も、少なくないです。

冤罪で無期懲役が確定した人などは、刑務所の中からでも、必死に自らの潔白を訴えて、たいていの場合、驚くほど長生きします。執念にも似た信念が原動力となって、人をそこまで生きさせるのだと思います。また、刑期を終えた後で、再審、つまり裁判のやり直しの結果、無罪だった、という例も、かなりあるのは、皆様もご存じかと。

『民意を反映させる』と言う意義の元、裁判員制度が始まって、結構経ちますが、僕自身は、あの制度には、少なからず猜疑的な立場です。確かに、裁判員に選ばれた方々は、真面目、かつ、真剣でしょう。でも、普通の人というのは、(僕の目から見ては)結論を急ぎすぎるものだと思います。

裁判員裁判の、実際の現場までは知るよしもないですが、議論を戦わせて、全員が納得しての結論なら、まだいいとしても、最近、裁判員裁判の結論が、裁判長によって覆されるケースも、チラホラあります。『民意の意味、ないやんか』と、素朴に疑問を持たれる方も多いと思いますが、僕は、この手の逆転現象を、ものすごく乱暴な言い方をすれば、『プロから見れば、アマチュアの判断は甘い』ということなんじゃないか? と思います。ますます、裁判員裁判の意味がないですが、僕は先述の通り、この制度自体に、あまり賛成はしてないスタンスですので。極刑を望んでいる、殺人事件等の被害者の遺族には、結果的に刑が軽くなったら、そりゃあやりきれないでしょうけど。

あと、事件が凄惨であればある程、パターンですが、被告の弁護人は、『心神耗弱』を理由に、無罪を主張します。これもおかしな話で、確かに僕も、精神病患者ですから、対象者ではあると思うのですが、気が狂ってりゃ、何をやってもおとがめなし、というのは、被害者や、その遺族に対して、あんまりにもあんまりじゃないでしょうか? 狂人には、狂人なりの、罪の償わせ方をしないと、『狂っていれば、全部チャラ』は、極端じゃないのかなあ、と、これまた僕は思います。

悪知恵の働く奴、というのは、暗黒面で、ですが、恐ろしいほど賢いものです。僕に言わせりゃ、偽メールによる、フィッシング詐欺が、いかに巧妙化しようとも、これは以前も書きましたが、その手の犯人は、どこかしら詰めが甘いものです。僕の例がそうだったように、自らの尻尾を一切掴ませず、完璧に他人に罪をなすりつけられるほどの犯罪者がいるんですから、詐欺メールの類は、可愛い方とも言えますよ。もっとも僕は、結果的に裁判に勝ったから、まだマシなんですが。

『正義』って、一体なんなんでしょうね? 国語辞典的な意味ではなくて、『社会における正義』というのは、完全に『客観化』ができないもんなんだなあ、と、寝ぼけた頭なりに、懸命に考えて、書いてみました。もし僕が裁判長だったら、任に就いて数日で、胃に穴が空くと思います。

そして、慣れないことを考えたせいで、ただでさえ疲れているのに、自分で自分を追い込むという愚。バカですね、とことん。

んじゃまた。

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