そりゃあひどいもの(=12年前の自分の原稿)を見て、もうね。辛抱ならんね。(懸賞小説の話)(日記)

日記
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(朝9時には家を出るので)遅くても絶対8時には起きよう、と思って目覚まし時計を7時半にセットして寝たら、起きられたのは8時半だった時の悲劇について(挨拶)。

と、いうわけで、フジカワです。今日は定例の精神科通院日だったのですが、いざ医者に着いてみると、驚くべきことに待ち人数がゼロであり、さっくり進みすぎて逆に妙な不安を感じる水曜日、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、タイトルの話。昨日の夜のことです。ちょっと気まぐれで、僕が12年前に書いて応募した作品を、もう一度読んでみたんですよ。

いや「これは、ひどい」の一言。誤脱や表記ゆれなんかは序の口。説明不足、冗長さ、エトセトラ。ウンザリするぐらいの稚拙さでした。何周か回って、よくこんなもんを臆面もなく賞に出したなあと感心さえしました。

これはこれで、もう過去のものとして、闇から闇へ葬るのもありっちゃありです。しかし、あまりに情けなさすぎるがゆえに、かえって「書き直したい」という衝動に駆られました。すごく。

そう思ったときには、既に行動を起こしていました。一番最初から、修正作業開始。無駄なところはバッサリ削除して、足りない部分を補う。その他、細かい主語述語や助詞レベルの修正も。

その繰り返しなんですが、致命的に「キャラを掘り下げるための」エピソードが足りない。平たく言えば、あまりに駆け足にすぎる。

なら、新規で書くほかない。そしてそのネタは、すぐには浮かばない。じゃあ(ある程度の時間をかけてでも)考えるしかない。

と言うか、通しで読み返してみて思ったんですけど、大枠だけ残して他はイチから書き直すぐらいのつもりになりました。

さらに情けなさに追い打ちをかけるのが、記憶が定かならこの作品、かなり長いことかけて執筆したんですよ。その割には、だいたいの懸賞の応募フォーマットにして、130枚ほど。

メタクソ時間をかけたのに、さほどの遠大さもなく、中身も穴だらけ。それってどうなの? と、過去の自分を問い詰めたくなりました。

たいていの懸賞では「改稿してならば」過去作を再応募してもいいことにはなってます。まして12年前のものです。いい加減時効でしょう。

ちょっと予定は狂うことになりますが、この未熟どころか犬さえ食わないようなシロモノを、もう一度ブラッシュアップしたい。今の衝動を説明するのが難しい程です。

とにかく、当面の目標は決まりました。電撃文庫に出す予定だった短編の方と、一般文学賞に出したかった中編の優先順位を下げざるを得ないんですけど、この怒りにも似た気持ちを処理するためには、なんとしてもこの改稿作業をやり遂げねばなりません。

狙うはやはり、ライト文芸です。当然、いかに苦労しようが、それが即入選などに繋がるかって話でもないです。ただ、やらずにいられない。過去にケリを付けたいです。

楽じゃないのは分かってるんですが、とりあえずまた、1ヶ月半ぐらいの工期を目安にやっていきます。

まあね、何もやることがなくて無駄に(勝手に)摩耗するより、いくらかはマシでしょう。ただし、焦りは禁物ですし、何より日々の精神状態がありますから、ぼちぼちと。

んじゃまた。

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