元・エロゲシナリオ屋のブログもどきですよ?

あえてタイトルを付けるなら、『祭りの時代』とでもしておこう。徒然。

どうも。フジカワです。割と暇なので、ぼけらーっと思考のメリーゴーランドに乗っていて、思ったことをまとめてみました。まあ、少しの間、お付き合いください。

僕は、24歳の頃から、『物書き』と呼ばれる職業に就いて、15年以上を過ごしました。

ただ、『作家だったの?』と聞かれれば、明らかに『否』です。僕のかつての仕事は、ご承知の通り、ゲームのシナリオライター。若い世代には花形だと思われ、それなりに知名度もあった……かどうかは、よく知りません。エゴサしてみれば一発ですが、怖くて出来ないのが実際の所です。特に、旧ブログの末期は、思いっきり荒れましたしね。

僕はただ、発注主の要望と、、己のワガママな妄想を混ぜ込み、言葉にして、それを積み木のように組み立てて、ひと繋がりのストーリーとして世に送り出す。それを続けてきました。

それにしても、こんな僕が、子供の頃からは考えられなかった、『物書き』という職業を、よくぞ15年以上も続けていられたなあと、我ながら信じられないことが、たびたびあります。若気の至りがずるずると続いてしまって、諦め時が分からないうちに、もう潰しのきかないところまで来て、最期はこれまた、皆さんご承知の通りです。

さて、自虐はこれぐらいにしておきましょうか。僕とて、腐っても古株ライターの一人でした。曲がりなりにも、続けてこられたのには、それなりの努力が必要でした。魔法のように物事が進んでいたことは、一切ありません。

でも、最近の世の中には、その『魔法』が溢れているように思えてなりません。いいえ、世の中にそんなものなど存在しないのですから、『の、ようなもの』と言った方が適切でしょう。

それを特に実感するのは、世間に根強い『健康ブーム』にまつわること。

今のご時世は、数え上げればきりがないほどの『健康食品』が溢れています。テレビ、新聞、インターネット……様々な媒体で無数の広告が流され、めまぐるしい消費の渦がそこにはあります。

そのどれもが、『さえ、すれば』という暗示を、僕たちにかけようとしているように思えてなりません。

この食品を摂り『さえ、すれば』、たちまちのうちに痩せられる、目がよくなる、疲れが取れる、活力にみなぎられる……エトセトラ。

たとえば痩せること。僕も、かつて。今よりももっとはるかに太っていた時期があり、決死の思いでダイエットに挑戦しました。結果は成功だったわけですが、そこに至るまでは、自分で言うのも何ですが、涙ぐましい努力がありました。決して、なにがしかの薬を飲んで、その他は何もしなかった……というわけではありません。

ところが、世に溢れるダイエット食品やサプリメントは、あたかも、これを飲み『さえ、すれば』、努力なしで痩せられる! と謳っています。そして、しばしば、消費者庁から、是正勧告を受けてるのは、皆様もご存じかと。

皆さんも、暇があれば、Googleの検索バーに、『飲むだけで』と入力してみて下さい。候補に、『痩せるサプリメント』が出てきます。(実話)

僕は、それら健康食品の効能を、頭から否定するつもりはないですし、できません。

しかしながら、巷に溢れるそれらの広告を、隅々までよーく眺めてみれば……『効果には個人差があります』、あるいは、文言の後ろに『~の効果があると“されています”』と(すごく小さく)書いてあります。売り手側も、逃げ道をちゃんと作っているわけです。当然のことでしょう。

かく言う僕も、日々目を酷使するものですから、『疲れ目予防に効く』と『されている』サプリメントを一時期飲んでいました。でも、効果のほどは? と聞かれると、「さあ……効いているような、そうでないような……?」としか言えませんでした。少なくとも、劇的に変わった! のではないのは確かです。

健康食品に限らず、資格取得、受験、その他諸々……本当にたくさんの『さえ、すれば』の『魔法の、ようなもの』が、至る所で振りかざされています。その甘い言葉に、僕達はまんまと惑わされます。僕を含め、みんな、努力なんてめんどくさいんです。つまりは、ある日目覚めていたら、今までとは違う自分に『変身』したいのだと思います。

全部を斜に構えて、頭ごなしに否定するのも、また幼稚なことだとは、十分に分かっています。要は、その『魔法の、ようなもの』を、よく自分の目で吟味して、一つの『きっかけ』にして、『覚悟』を決めて臨めばいいことなのだと思います。

『さえ、すれば』を唱える商売方法は、これからも続いていくでしょう。努力を嫌がる人の心につけ込んで、人々を惑わせ、踊らせる。『踊る阿呆に、見る阿呆。同じ阿呆なら……』と、それは阿波踊りですね。

祭は楽しい物です。もしかすると今は、『無意識の祭の時代』なのかも知れません。

んじゃまた。

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自己紹介

P.N.:不二川巴人(ふじかわ・ともひと)

1974年5月8日生まれの46歳。兵庫県伊丹市生まれ・現在住。40歳の頃まで、アダルトゲームのシナリオライターをやっておりましたが、少し前に、精神障害者2級の障害者手帳を交付されたのを機に、スッパリと廃業。今は、好きな物を好きな時に書く、気ままな、寄生虫のような生活を送っております。

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