どうも。フジカワです。どんな夢を見たかは、既に忘れたのですが、とにかく今朝は、寝覚めが悪かったです。朝からテンションはだだ下がりで、追い打ちをかけるように、外は雨。僕の家の近所、というほど近くはないのですが、歩いて行けるところに、『なんとかしてよ』という名前の、個人経営の居酒屋があるのですが(実話)、まさに今朝はそんな感じです。
続きを読む晴れと雨、で、たった今ちょっと思い出したのですが、世間には、『ハレとケ』があります。2年ほど前の話なんですが、僕の亡父の、七回忌の法要の席上、僕の対面に座っていた叔母と話していた時、ついうっかり、「こういうハレの日でないと……」と言ってしまい、いたく叔母の不興を買ってしまいました。まさか、自分の中に、父親が死んで、せいせいしたという気持ちが(若干なりとも)あったなんて、口が裂けても言えません。
酒の席、で思い出したのですが、この時期になると、ちょくちょく耳にするのが、大学でのコンパの席上などで、『一気飲み』を強要されて、急性アルコール中毒で、命を落としてしまう若者のニュースです。僕は、あの手のニュースを見る度に、ものすごくやるせない気分になります。大学生、と言うものは、人生のうちで、最も輝いていて、かつ、最も愚かな時期です。法律上は大人ではあるものの、中身は子どもで、まだまだ未熟者だからです。
そんな僕も、大学時代、演劇部の宴席上で、先輩に酒を強要され、なんと、居酒屋の店内で、マーライオンばりにゲロを吐いたことがあります。あの時の気持ち悪さは、25年経った今でも忘れられません。もうこうなったら、『一気飲みの強要』そのものを、犯罪行為として、法規制してもいいぐらいだと思います。みんな、『アルコール』というものの、真の恐ろしさを分かってない。
これは、数年前になくなった、作家の、中島らも氏が、自身の薬物中毒遍歴を綴った、自著の、『アマニタ・パンセリナ』の中で書いてますが、アルコールというのは、『たまたま違法でないだけの、史上最強の麻薬』です。実際、精神病院には、アル中の患者も、多数入院しています。
また、アル中の人について、僕が未だに忘れられない光景があります。同じく大学時代、通学路に酒屋があったのですが、毎朝の通学時、その店先で、どこをどう見ても完璧なアル中と思しき老人が、震える手で、酒を飲んでいました。その脇を通ると、強烈な、熟した柿の臭いがしたものです。
『アル中の人間からは、熟柿の臭いがする』と知ったのは、当時夢中だったラノベの、『無責任艦長タイラー』シリーズからですが、あれは本当だったんだ、と、感心すると共に、恐ろしくなりました。もうとうの昔に、あのご老人は亡くなっているでしょうが、彼の目には、何が見えていたのでしょうか? 重度のアル中になると、症状として、幻覚が見えるというのも、つとに有名です。
もう少し酒の話をすると、お気づきの方がいらっしゃるかは分からないのですが、ホームページ本館をリニューアルするに当たり、『カクテル』のコンテンツを削除しました。なぜかというと、理由は簡単で、「僕自身が、酒を飲まなくなったから」です。
そりゃまあ、現役時代は、月一ペースぐらいで、僕が幹事を務めて、業界飲み会をしょっちゅう開いてましたが、廃業と共に、酒席そのものへ出る機会が減ると、自然と、酒を飲む機会も減り、今では、下戸になったとはまでは言えませんが、缶ビール一本を飲むのさえ、あまり美味しいとは思えない、という現状です。ノンアルコールビールで充分です。もう。
もういっちょ酒の話をすると、世の中、『酔って他人に暴力を振るう』人間というのが、これまた結構います。んで、警察に捕まって、事情聴取されると、「酔っていて、覚えてない」とかのたまいます。ものすごーく穿った見方ですが、あの手の言い訳をする人間の半分ぐらいは、嘘をついてるんじゃないかと思います。つまりは、「悪いのは酒のせいであって、俺自身は悪くない」ということで、往生際悪く、逃げてるだけなんじゃないかと。そりゃまあ、極度に酔うと、記憶がなくなるのは本当らしいですが。僕はそこまで酔ったことがないのですけどね。
酒というのは、その人間の本性を暴露します。酔った勢いで他人に危害を与える人間は、所詮、人として、その程度の底の浅さということです。あー、やだやだ。
全てのものには限度があります。話は戻りますが、もし、コンパの席上で、一気飲みを強要されたら、逃げればいいのです。それで仲間外れにされるようなら、そのサークル、ないしはクラブは、その程度のレベルということです。
繰り返しますが、一気飲みの強要は、もう犯罪です。そのことをきっちり心に刻んでおいて、『楽しく、適量を』飲むようにしましょう。
んじゃまた。
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